角屋もてなしの文化美術館

もてなしの真髄を今に伝える角屋。かつて公許花街として栄えた島原。そこに江戸期の揚屋建築を今に伝える重要文化財・角屋があります。揚屋とは、置屋から太夫や芸妓を呼び、宴会をして客をもてなす場所。しかし、単なる遊興の場所ではなく、文人墨客が集う、いわば文化サロンとしての役目を担つていた場所であり、江戸期には島原俳壇が形成されていました。展示スペースにある与謝蕪村をはじめとする作品や資料が、島原、そして角屋の本当の姿を物語っています。豪華な調度品がその持ち味を生かすよう、バランス良く配されている。政治が動き、文化が育まれた場所。隊士たちがともに寝起きし、生活して、いた空間。然く語り合う彼らの姿が浮かんでくるよう。  


2013年08月10日 Posted by うみ at 11:00Comments(0)

一丁の豆腐を買うにも思いがつのることがある

私は、その豆腐屋さんの名前は20代の頃から知っていた。 きょう、関西では高級だと言われているスーパーで、この会社の豆腐を見つけた。最近の私は、あるスーパーに置いてある、とても安いのを食べている。節約のこともあるが、味もそれほど悪くないからだ。 けれど、きょうはこの少しだけ高い豆腐を買いましょう、と手に取った。それにはこんな理由がある。 私の知人が、営業でこの豆腐屋さんのご自宅に伺った時のこと。 奥さまとお嬢さまは、お家の拭き掃除をされていたとのこと。知人が自家菜園の野菜を恐る恐る差し出したところ、無農薬であることを喜んでくれ笑顔で受け取ってくださったそうだ。もちろん肝心の営業のほうもスムーズにいったとのこと。あれだけ、りっぱな会社の奥さまでありながら、腰が低いと感心していた話を思い出した。 一人暮らしの私か、月に数丁の豆腐を買ったところで、売り上げに影響することはないであろう。しかしこの不況の中で、知人の営業を助けてくださったこの奥さまに感謝している気持ちが伝わることを祈りながら私は豆腐を食べている。  


2013年08月03日 Posted by うみ at 17:59Comments(0)